十五番札所 金龍山臨江寺

宗派  臨済宗妙心寺派
本尊  薬師如来
創建  不詳
ご詠歌 ふだらくや 宇和の入江に 臨みなば 沖に白浪 立つ島岩松
応化身 威徳観音

左手に蓮華を持ち、岩の上に左膝をたて座り、水面を見つめている姿が特徴。観音経に「観世音菩薩は転輪聖王(古代インドの思想における理想的な王)となって、教え(法)を説く」とある。厳かで徳の高いことに因んだ名であります。

○歴史・由来

当山は元、黄檗(おおばく)宗であったが享保2年(1717)宇和島龍華山等覚寺(宇和島城より東に約1キロ、当山より車で約20分)より関龍和尚を迎え、開山し、臨済宗妙心寺派となる。本小西家及び東小西家が大檀那となり、八間四面の大本堂を建立。本尊薬師如来を安置。山門及び庫裡、位牌堂も建立され、今日に至っている。江戸時代半ばの享保年間(1720)まで黄檗宗であったため、現在でも「おおばく様の寺」と呼ばれ、毎年8月17日は臨江寺大施餓鬼(餓鬼供養)を挙行。「おおばくまつり」は「津島夏祭り」と名前を代え、現在も地域住民に親しまれている。

○住職より一言 

当霊場会では、数少ない禅寺です。禅寺の本堂、境内を是非ご堪能くださいませ。

○アクセス

〒 798-3301

愛媛県宇和島市津島町岩松 830
電話 0895-32-2703
大型バス   進入 不可 
マイクロバス 進入 可
公式HP http://www.koumyou.sakura.ne.jp/ia/rinkou-ji/