二十三番札所 龍門山無量寺

宗派  真言宗醍醐派
本尊  阿弥陀如来
創建  650年頃
ご詠歌 光あり 暗き心も 朝くらの 無量の寺に 詣でてみれば
応化身 瑠璃観音

水面で蓮の花びらに立ち、両手で瑠璃壺(るりつぼ・濃い赤みが入った青色をした香炉)を持っているお姿が特徴。瑠璃観音様の名を唱えると、水難の危機から不思議な火の光に導かれて救われるといわれ、災難、厄除けの観音として親しまれています。

○歴史・由来

当山は、650年頃、斉明(さいめい)天皇が伊予に来られた時のお供の僧、無量上人が浅地(当寺より南西に車で5分)に車無寺(くるまんじ)を創建する。本尊の阿弥陀如来は聖徳太子の御作と伝わる。当山第二世宥量上人は伊予の領主河野玉興公の御子で、その縁により、以来、当山は河野家の祈願寺となる。天正年間(1580年頃)宥実上人は龍門山城(当寺より南へ車で15分)主、武田信勝公の外護を得て当寺を現在の地に移転。又、上人は天正10年(1582年)、龍門山城落城、信勝討死の時、その子、富若丸(当時16才)を寺に隠潜させ、約十年間養育し、ついに大庄屋(江戸時代の村役人)職に就かせる。代々の庄屋の記録は『無量寺文書』又は『武田家文書』とも呼ばれ、現在、無量寺に残る。

○住職より一言 

観音様に、道中出会う方に、木々や花に、虫や大地に、太陽や雲に、音や香りに、ご自身の体や呼吸に、体温や感覚に・・・。その全てに心を委ねて、ゆったりとお参りください。

○アクセス

〒 799-1607
愛媛県今治市朝倉上甲 776-3
電話 0898-56-2156
大型バス   進入不可 左図参照
マイクロバス 進入途中まで可
HP: https://www.muryouji.com/