三十三番札所 寶幢山香西寺

宗派  真言宗大覚寺派
本尊  延命地蔵菩薩
創建  780年頃
ご詠歌 暮れぬれば さめてねるらむ 酔芙蓉 仏のつねの 笑みにだかれて
応化身 灑水観音

左手に器を持ち、右手には棒を持ち立っているお姿が特徴。左手の器の中には浄水が入っており、棒を浄水につけて振り、周りの物や、私たちの煩悩やケガレを清めてくださいます。また水難の他、河川の汚染や水不足の難からも救ってくださるといわれています。

○歴史・由来

奈良時代(780年頃)行基菩薩により開創。初め勝賀山(現地より西南に約1キロ)のふもとにあり勝賀寺といった。平安時代(800年頃)弘法大師が再建、現地に移され嵯峨天皇の勅願寺(天皇の発願によって建てられた寺)に選ばれた。鎌倉時代(1200年ごろ)豪族の香西資村が、幕命を受け堂塔を再建し香西寺と改称した後、本津(現地より東へ約500m)へ移された。天正年間(1580年頃)戦火にあう。万治年間(1660年頃)またも失火のため現在の地へ返るも、当時の七堂伽藍はほとんど失火で焼失したため、現在の建造物はその一部分である。寺宝の毘沙門天立像は平安初期の作で、当時の仏像としては全国的にも逸品で国の重要文化財に指定されている。

○住職より一言 

「ありがとう・すみません。おすこやかに・どうぞよろしく」等々の言葉に添えて手を合わせましょう。合掌は「仏さまの慈悲」の姿です。右ほとけ、左は我(われ)と合わす手の、うちぞゆかしく、南無の一言(ひとこと)

○アクセス

〒 761-8015
香川県高松市香西西町 211
電話 087-881-2337
大型バス   不可
マイクロバス 可
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