十一番札所 遍照山金剛寺

宗派  高野山真言宗
本尊  金剛界大日如来
創建  不詳
ご詠歌 天平の 昔を偲ぶ 金剛寺 大日尊は 今日もあらたか
応化身 徳王観音

静かに岩に坐り緑の柳の枝を持っているお姿が特徴。私たちはなぜ苦しむのか、仏教では「常」「楽」「我」「浄」の4つを間違え、勘違いをしているからだと説いています。その4徳を備え優れているので「徳王観音」と名付けられたといわれています。

○歴史・由来

当山はその昔、吾橋山長徳寺と称した。長徳寺は、1149年、この地、本山の領主たる八木頼則・盛政父子によって建立され、鎌倉時代土佐における古寺の一つとして栄えたが、二度の火災にあいながらも、室町時代まで細々と続いた。豪族の本山梅渓(1540頃)が、その跡に35もの寺院を建立。現金剛寺はその跡地に江戸末期天明4年(1784)に細川氏により本山城の城門を正面門とし開基せられたと伝えられており、大日如来を中心に右に毘沙門天、左に弘法大師を配しその姿形は天平の昔を偲ぶ優雅なものである。お寺の裏山にミニ88ヵ所、また境内に一草庵(ログハウス風休憩所)があります。どうぞごゆっくり、お参りください。

○住職より一言 

高知県の北に位置する自然に囲まれた小さな山寺です。どうぞお気軽にご参拝ください。

○アクセス

〒 781-3617
高知県長岡郡本山町寺家 759
電話 0887-82-0243
大型バス   進入 不可
マイクロバス 進入 可