巡拝の作法

1、境内に入る

山門がある場合は、立ち止まって一礼してから入りましょう。「入山をお許しください。」と心の中で、お唱えください。山門がない場合は、境内に入る前などの適所で一礼します。

2、身体・口・心を清める

手水舎がある場合は、両手、口を洗って清めましょう。「観音さまにお会いするための準備(身・口・意を清める=身だしなみを整えて心を落ち着ける)」という意味があります。

3、観音さま(ご本尊さま)にお供物等をお供えする

お燈明、お線香をお供えしましょう。このときにお賽銭、納め札もお納めします。
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4、観音さまと本堂のご本尊さまの前で読経する

このとき、荷物やすげ笠などは外しましょう。読経の代わりにお写経を納めていただいても結構です。

5、お納経をいただく

納経所にてお納経をいただきましょう。

6、境内から出る

お寺を立ち去るときも山門や適所にて一礼をします。観音さまがお見送りに来てくださっている、と観じつつ、「有難うございました。」と心の中でお唱え致しましょう。

※千社札(せんじゃふだ)を貼らないで!
山門やお堂に千社札を貼ることを固く禁じます(違法行為に相当します)。お寺はみ仏のお住まいであり、「私が来ました」という自分勝手なお参りを、観音さまは望んでおられません。