巡拝の仕方

四国三十三観音霊場巡拝の心得

勤行の仕方

各霊場の門内に入ると先ず手を洗い、口をすすぎ(又は手に塗香を塗り、丁字を含む)巡拝者の先頭に立ち灯明、線香を供えて先達が『巡拝勤行次第』の独のところを唱え、巡拝者の身と口と心との三つで唱えるお経が一つになるように唱え、早口になったり遅すぎたりしないよう(これを異句同音という)、先達は常にリーダーとしての自覚をもって、勤行のみならず万事に先達としての本分を尽すよう、つとめなければならない。

道中の心得1

巡拝中に他の同行の巡拝者に出会ったときは「大慈大悲願観世音菩薩」の心をもって、杖を持っているときは片手合掌、持たないときは右手は観世音菩薩、左手は自分と意識して敬虔な心で合掌しましょう。

道中の心得2

巡拝の道は信仰実践の道であるからお互いに助け合い特に体の不自由な人、足の弱い人を優先し、バスの駆け込み乗車などは慎みましょう。

道中の心得3

お寺の宿舎に着いたら金剛杖の先をきれいに洗い観世音菩薩として、床の間、その他の清浄な所に他の持ち物といっしょに安置します。お寺での宿泊のときは朝晩の勤行や護摩祈祷、先祖の回向などの席には、つとめて参加し諸願成就を祈念し、きょう一日無事巡拝を終えたことに感謝し、あしたの道中の無事を祈念します。宿舎出発のときは、部屋のあと片づけと清掃を実行しましょう。

道中の心得4

巡拝は、お互いが左手に持っている数珠の玉の一つ一つと同様と心得て、単独行動をとらないように心がけ、先達は、バスのガイドと緊密な連繋を保ち朝の出発時には乗り遅れの有無を確認しましょう。急病、怪我のときは、先達、ガイドまたは他のお同行に知らせましょう。

巡拝道中の心得のまとめ

観世音菩薩は『観音経』の偈文に「能救世間苦 具足神通力 念念勿生疑 具一切功徳 慈眼視衆生」とあるように、常に大慈大悲の知慧眼をもって、わたくしたちを観守って下さっています。先達は観音さまの慈悲を疑うことなく、行住座臥、至心に観世音菩薩の御誓願におすがりいたしましょう。

四国三十三観音霊場 『先達必携』より

Share on Facebook
LINEで送る